「実家暮らしはお金もかからないし、何でもやってもらえて楽だよね…」実家暮らしをしている方、そう言われて、ムッとした経験、ありますよね!私も、社会人になってから10年程実家暮らしをしていたのですが、友人や同僚に「実家って楽でいいね」と言われるたびに、「こっちは気を遣うし、いろいろと大変なんだよ!そっちこそ、気楽でいいじゃん!」という気持ちがありました。

学生時代にひとり暮らしをしていた経験があったので、卒業後実家に戻り親からの干渉にストレスmaxになったことも…。今となっては、双方の大変さもわかるようになりましたが、当時を振り返りつつ、何にストレスを感じていたのか、どう対処していったのか、思い出しながらお伝えします。

スポンサーリンク






一見楽そうな実家暮らし。ほんとに大変なんです!

学生時代のひとり暮らしを経て実家に戻ることになった時、気ままさがなくなるだろうと不安でした。住み慣れた家に戻り、気楽な日々が始まることへの期待感の方が大きかった私。実家に戻り、引っ越しの荷解き、部屋の片づけ、仕事探しと、帰ったばかりの頃は歓迎モードだった我が家。実家暮らしが落ち着いてくると…「あれ、こんなはずじゃなかった!」「うちの親ってこんなにうるさかったっけ!?」と思うことが乱発しました。

1.小学生じゃないんだから!干渉がひどい

いくつになっても、親にとって子どものことは気にかかるもの。「誰と出かけるの?」「どこに行くの?」「何時に返って来るの?」外出ひとつとっても、いちいち聞いてきて、「いや、もう子供じゃないし(怒)」「いちいち言われなくてもわかってるし(怒)」そう思うことは、しょっちゅう。「自由度が低い」実家暮らしのストレスのひとつです。

対処法:しっかり連絡しておく

面倒でも、聞かれるだろうことを先に伝えるのもひとつの方法。仕事さながらに、報告と連絡を心がけましょう。そのうち親も聞いてこなくなるものです。

2.門限がある、気軽に出歩けない

職場の飲み会、続く時は続きますよね。特に3月・4月、年末年始は、お財布と体重も気になる時。職場の飲み会は、こっちだって気が乗らずに仕方なく参加をしていることが多いのに、「また!?」と小言。

ひとり暮らしの間は、気軽に飲み歩いていられたのですが、実家暮らしとなると誘われてもすぐに返事もできません。「今夜」なんて、もってのほか。親におうかがいをたて、同意を得てからしか飲みに行けないですし、門限もありました。ひとり暮らしなら、終電を逃し帰れなかったらその時に考えればよかったのですが、いつも帰りの時間を気にしなくてはならず…二日酔いもトラブルのもと。「女の子がみっともない!」と、叱られることもありました。

対処法①門限厳守でこまめな連絡

飲み会シーズンや、旅行を計画している時は、できるだけ家の手伝いをし、ご機嫌をとっておきましょう。日頃から良好な関係を心がけ、飲み会や外食が続くときは、門限を守り、「〇時までには帰ってくるから」と約束をして、先に寝てもらえるよう配慮を。そのうち親があきらめます。

対処法②親とのコミュニケーションを深める

おいしかったお店には、後日親を誘うのもいいですよ。旅行先の写真を見せたり、日帰り圏内なら、休日に親を誘ってお出かけしてみたり。「親孝行したい時には、親はなし。」という言葉もあります。親元を離れたり、結婚するとなかなかできないこともありますので、親孝行と割り切って、親子で過ごす時間も大切にしてみてくださいね。

3.自由気ままに過ごせない

前日遅かった日や、疲れがたまっている時、たまの予定のない休みで一人でゴロゴロしたい時って、ありますよね。ところが実家だと、昼頃まで部屋から出ないと、「いつまでゴロゴロしているの!」「〇〇手伝って!」と、不機嫌なお声がかかります。休みの日といえども、なかなかひとりきりになれず、プライベート感がないのもまた辛いところ。仕事でストレスを抱え、家でも家族に気を遣い…世のお父様方は、こんな気持ちなのでしょうか。

対処法①事前に話しておく

疲れがたまっている時、ひとりにしておいて欲しい時は、前もってそのことを家族に伝えておきましょう。事情を話せばわかってもらえますし、変な心配をかけずにすみます。

対処法②メリハリをつけた生活にする

できるだけ、だらしのない格好や暮らしぶりは避け、メリハリのある生活を心がけましょう。結婚して家を出ると、旦那さんの目もあり、親以上に気を遣うことも…花嫁修業だと思って割り切ってみてはいかがでしょうか。

4.結婚へのプレッシャー

実家暮らしが長くなってくると、お互いにマンネリ化してきます。世に言う「結婚適齢期」になると、親としても、「我が子の将来」が気になり出しますし、親も友人や知人、親戚の子どもの結婚式に参列し、刺激をうけてくる頃と重なります。離れて生活していれば、たまに連絡が来た時くらいですむのでしょうが、実家で毎日顔を合せているとそうもいきません…「彼氏は?」「結婚は?」親からの有言・無言のプレッシャーにうんざりします。

対処法:恋人がいれば紹介、もしくは自分の気持ちを話しておく

お付き合いをしている人がいるのであれば、そういう人がいるということを話しておくだけでも、親は安心するものです。紹介できればなおいいですね。現在、フリーの人でも、結婚する意志があるなら、そのことを伝えるだけでもプレッシャーは減ってくると思います。結婚に興味がなければ、大変なことではありますが、自分の気持ちとして正直に伝え、お互いの考え方を確認していく方がいいと思います。

5.家事手伝いは当たり前!ゆっくりできない

同居しているのだから、家事は分担して当然のことと、親は思っているようです。ところがこちらとしては、休みの日くらいはゆっくりしたいですし、家事もひとり分ではなく、家族分になるので負担感も大きくなります。こんなことなら、「自由気ままに過ごせるひとり暮らしの方が楽」と思うこともしばしば。

対処法:花嫁修行だと思ってプラスに捉える

将来は結婚して家庭を持ちたいのなら、それこそ花嫁修業と割り切って、食事の準備や掃除、洗濯と頑張ってみてください。主婦業の大先輩でもある母親が家事を切り盛りする姿を間近に見ておくことは、きっとあなたの将来にもプラスになりますよ。

気持ちの切り替えで対応を。もしくはひとり暮らしも視野に入れて。

生まれた時からずっと一緒にいた家族ですが、成長とともに、考え方や暮らし方も変わってくるもの。お互いに尊重し合う気持ちが、実家暮らしをスムーズする秘訣かもしれません。

実家暮らしは、ひとり暮らしに比べると、経済的な負担は少なくて済みます。その分を貯金やおしゃれ、趣味に回すことができると割り切れれば、ストレスは軽減するかも。

同居することで、親子の関係がぎくしゃくし、解決策も見当たらないようであれば、思い切って実家を出て、ひとり暮らしをするのもひとつの方法。離れてみると、家族のありがたさを感じることもあるでしょう。重く考えずに、まずはプラスに捉えるように考えてみてはいかがでしょうか。