二次会は会費制で行われることが多いですよね。しかし、時々ゲストからお祝いの気持ちを伝えたいと、会費とは別にプレゼントやご祝儀を貰うことがあります。二次会でいただいたお祝いに対して必ずお返しをしなくてはいけないという決まりはありませんが、あとで角がたたないようお返しはあった方がいいでしょう。披露宴では引き出物というかたちでお返しを用意しますが、二次会でプレゼントやご祝儀をいただいた場合はお返しにどんなものを選べばいいのでしょうか?今回は、年代や状況別に選び方のポイントをお伝えします。
値段の目安はいくら?お返しは頂き物の半返しで
いくらお礼の気持ちを伝えたいからと言って、あまり高価なものを選んでしまうと返って気を遣わせてしまうかもしれません。相手に気を遣わせることなく受け取ってもらうために、お返しの目安はプレゼントの値段やご祝儀の金額の半分の値段でお返しをする「半返し」で考えるのが一般的です。例えば、二次会のみ参加のゲストからプレゼントを貰った場合はプレゼントの値段の半返しで考えます。
また、会費をご祝儀袋でもらった場合は、会費を抜いて残った分をご祝儀として扱うので、その半返しで考えます。しかし、会社の上司やご親族など、目上の方から高価なものをいただいた場合は、半返しでお返しするのは失礼にあたるので、いただいたものの3/1程度の値段で考えるようにしましょう。お返しをする際は、直接会ってお礼ができれば一番良いのですが、会えない場合は郵送しても大丈夫です。郵送する場合は、直接お礼が伝えられない分カードや挨拶状を添えるようにしましょう。
お返しはどんなものを選べばいいの?
相手のライフスタイルや好みを把握しているならお返しも選びやすいですが、わからない場合もありますよね。雑貨や記念品も、せっかく相手のことを考えて選んだつもりでも、好みが違えばがっかりさせてしまこともあります。少しでも不安を感じるようなら、結婚内祝いの定番「消えるもの」ギフトを選んでみてはいかがでしょうか。「消えるもの」ギフトとは、「使うとなくなってしまう」ギフト=「消耗品」のことです。相手がよく使っているものや日常生活で使いやすいものを選ぶと、気を遣わせることなく受け取ってもらえるでしょう。
20代〜30代女性には流行り物やオシャレなものを
オシャレに敏感な世代には、流行り物や美容に関するものを選んでみてはいかがでしょうか。名店のスイーツや有名ショップのビューティアイテムなど、普段自分では買わない「少し贅沢できるもの」を選べば、どんな女性にも喜ばれるでしょう。
20代〜30代男性には値段よりも感謝の気持ちでお礼を
引用:日本ワイン グランポレール 飲み比べ ギフトセット|Amazon
会社の同僚や先輩など、大人の男性にはこだわりのグルメがおすすめです。好みのお酒や会社でも飲めるコーヒー、紅茶、ご家族がいる方にはご家族全員で食べられるお菓子の詰め合わせなども意外と喜ばれます。
引用:DALLOYAU マカロン・ドゥミセックフィーユ詰合せ|Amazon
40代〜50代女性には安心して使える品質がいい手回り品を
引用:日本名産地タオル 今治ぼかし織り タオルギフト|Amazon
家庭を持ってる方が多いお母さん世代の女性には、安心して使える手回り品がおすすめです。老舗ブランドのタオルやスーパーでは買えない調味料の詰め合わせなど、お出かけの時や家庭で使える「少し質がいいもの」を選ぶのがポイントです。
40代〜50代男性には日常を豊かにする品物を
引用:西川 リビング 極織 しっかり織り上げたプレミアム タオルケット|Amazon
引用:幸蔵酒造 伝承かめ壺造り 幸蔵・源次郎セット|Amazon
会社の上司やご親族など目が肥えている世代には、日常を豊かにする品物がおすすめです。ワンランク上の寝具や、好みのお酒と専用のグラスなど、生活の中に取り入れやすいものを選ぶといいでしょう。
避けた方がいいものはある?お返しに向かないものとは
一言で「消耗品」と言ってもいろいろなものがありますよね。基本的には相手の好みに合わせて選べばいいのですが、なるべく縁起の悪いものは避けるようにしましょう。代表的なものは「包丁」「はさみ」「陶器の食器」などです。これらは「切れる」「割れる」を連想させるため、お祝い事のお返しにはNGとされています。
中にはそこまで気にしないと言う方もいらっしゃいますが、特に会社の上司やご親族など、目上の方へのお返しには選ばないようにしましょう。また、ご祝儀をいただいた場合、お返しに金券を渡すのも失礼にあたるので気をつけましょう。
お二人の感謝の気持ちを伝えましょう
避けた方がいいものや半返しでお返しをするなど基本的なマナーはありますが、二次会のお返しとしての明確なマナーはありません。もし、半返しで考えると安価になってしまう場合や、相手の好みを考えた末決めたものであれば、マナーにこだわらなくてもいいのではないかと思います。他にも、後日食事の機会を設けたり、お二人の出身地の特産物を用意したり。お礼の伝え方はいろいろあると思いますので、シンプルに「頂き物に対してお礼をする」と考え、お二人の感謝の気持ちが伝えられるといいですね。