失恋の悲しみは、身を裂かれるように悲しくつらいですよね。彼があなたにとって大きな存在であればあるほど、その痛みは辛く重たいもの。
泣き疲れて眠りに落ちて目が覚めたとき、「彼と別れたことが夢だったら…」何度、涙を流したことか…私にもそんな経験があります。大好きだった彼と別れてふさぎ込み、前向きになれない私に、友人や同僚たちは何度も男性を紹介してくれたり、合コンに誘ってくれたりしました。
せっかくの友人たちの好意を、当時の私は「彼以上の人はいない」「彼を忘れることなんてできない」と、全く気が進まなかったことを覚えています。その場には一応参加はするものの、楽しくもなければ、なんとなくうわの空で…友人たちに対しても、相手の男性方に対しても、今となっては申し訳なく思います。
今あなたが抱える失恋の痛みと悲しみが、少しでも楽になることを願って、次の恋愛に一歩を踏み出す勇気に変わるやさしい言葉と、失恋から立ち直るおすすめの方法を紹介します。
流した涙の分だけ、あなたはやさしく、強くなれる。
今は、「これが夢だったらいいのに…」と、彼との時間を思い出しては涙する時間が続いているかもしれませんね。自信を失くしているかもしれません…
失恋は、実はほとんどの人が経験するもの。むしろ恋を失くしたことがなく、初めての恋愛から運命のパートナーに出会えるというケースの方が稀なこと。そう思うだけでも、少し気持ちが楽になるかもしれません。
あなたの心を解きほぐし、新しい一歩を踏み出す勇気をくれる、そんな名言を集めました。
〜流した涙の分、あなたは強くしなやかに~
流した涙の分、あなた自身も強くなれますし、他人様の痛みのわかる温かい人になれるはずです。
涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの。(ドロシー・ディックス)
人は幸せになろうと決心した分だけ、幸せになれる。(エイブラハム・リンカーン)
悲しみを経験するほど、傷ついている人に対してやさしくなれる。自分の悲しみを周りの人のために活かしなさい。(ロバート・シュラー)
〜今の悲しみは、いつまでもつづかない〜
あなたの人生は、これからも続きます。でも、悲しみはいつまでもは続きません。乗り越えた先には、きっと明るい未来が待っていますよ。
大丈夫、大丈夫、いつかはここを抜ける日がやってくる。(よしもとばなな)
これだけは覚えておきなさい。何もかも失ったと思える瞬間でさえ、あなたの未来はのこっているということを。(ボブ・ディラン)
〜失ったこと自体にも意味がある〜
失恋は、新しいあなたに生まれ変わるための大切なステップ。そう受け止めることができれば、痛みに向き合う心の持ち方が変わってくるかもしれません。
恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。(瀬戸内寂聴)
失恋できるほどの人に出会ったことに、感謝しよう。(秋元康)
〜次の恋が待っています~
失ったということは、裏を返せば、「運命のパートナーは他にいる」「運命のタイミングは今ではない」というメッセージかもしれませんよ。
あなたを捨てた男のためなんかに泣いては駄目。次の男があなたの笑顔に恋するかもしれないでしょ。(メイ・ウエスト)
下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ。(チャップリン)
元気を出して。今あなたを苦しめているのは唯一無二の相手じゃないわ。あなたの人生は、ほかにもあるの。
(ヘレン・ガーリー・ブラウン)
失恋の悲しみから、開放されるには…
幸せだった彼と過ごした日々。大好きでずっと一緒にいられると信じていたからこそ、彼を失った今、あなたは、絶望と身を裂かれるような痛みを味わっているのではないでしょうか。そんなあなたが、少しでもやさしい眠りに包まれ、彼と過ごした時間を思い出として整理できるように、試してみてほしいことを集めました。
1.悲しいときは、泣きたいだけ泣いていい
がまんしないで、泣きたいだけ、泣きましょう。幸せだった日々、想いあった日々、思い出にどっぷり浸かって泣いてみて。どんな別れ方であったにせよ、あなたが彼を愛したように、彼もあなたを愛してくれたこと、そのことに感謝の気持ちが生まれ、幸せだったことに気づければ、あなたが自分を取り戻す日は、そう遠くはありません。
社会人ともなると、仕事もあり、泣きたくても泣けないことも。目が腫れてしまって、仕事に行きづらかったり、笑顔で仕事することができなかったり、仕事先で目にするカップルを見て落ち込んでしまったり…オンとオフで気持ちを切り替えられればいいですが、状況が許すのであれば、休みを調整し、しばらくひとりで過ごせる時間を持てるといいですね。
2.友人や家族に気持ちを聞いてもらう
誰かに話を聞いてもらえるだけでも、心の整理につながります。気の置けない女友達や、家族に彼を紹介したことのある人ならご家族にでも。
ひとりで部屋に閉じこもらずに、外に向けて発散することも、ひとつの手段。ひとしきり話し終えたら、思いのほか気持ちがすっきりし、「いい女になって、別れたことを後悔しても知らない!」「また、彼が戻ってくるかもしれない。それまで、がんばろう!」という前向きな想いが出てくるかもしれませんよ。
3.思い出の整理
「別れた彼との思い出の写真や、思い出の品などは、捨ててしまって縁を切ってしまった方がすっきりする」というのもしばしば耳にしますが、無理して捨てる必要はないと思います。
整理をしつつ、箱など見えないところにしまっておいて。時の流れとともに、失恋の傷がいえ、次の恋愛ができれば、自然とその箱の存在も忘れていくでしょう。そしていつか向き合えるようになったときに、どうするのかを考えてもいいと思います。焦らずに、時の流れに身をゆだねることも、立ち直るためのひとつの方法です。
4.つらいからこそ笑ってみる
失恋の痛みと喪失感で、あなたは身も心も傷ついていることでしょう。つらいと思いますが、泣きたいだけ泣いたら、歯を食いしばってでも笑顔で過ごす時間を心がけてみてください。先に紹介した名言にもありましたが、下を向いてばかりいると、虹は見えませんし、あなたが自分を見失ってしまいます。「悲しみはいつまでも続かない」そう信じて顔を上げ、あなたの素敵な笑顔を周りの人に向けてくださいね。
5.合コンに誘われたり、男性を紹介されたら?
気が進まないなら、無理に参加することありません。ただ、行ってみるのも、立ち直るにはひとつの手段。大きな期待はせず、気負わず、気分転換くらいのつもりで参加してみてもいいかもしれません。行った先で、もしかしたら新しい出会いや、運命の出会いが待っているかもしれませんから。
ただし、参加した先で、「悲劇のヒロイン」にはならないように気をつけましょう。相手に失礼にならないように、大人の女性としてふるまうことも大切です。
せっかくなら楽しく過ごして、心の元気を取り戻していきましょう。
立ち直った先に、運命の出会いが待っていることを信じて。
今は未来のことなんて考えられないかもしれませんね。でも、出会いがあれば別れがあるもの。別れは必ずしも、悲しく辛いことばかりではなく、あなたが次のステージに上がるための、大切なセレモニーのようなもの。彼と一緒に過ごした幸せな時間は、これからのあなたの人生の大きな糧になってくれるはず。その思い出があるから、きっと失恋の辛さも乗り越えていけるはずです。
苦しくてもしっかりと向き合い、立ち直った先には、きっと運命の出会いが待っていると信じて。今こわがらなくて大丈夫。今あなたが抱えている痛みは生みの苦しみ。その先には新たな自分と、きらきら輝く未来が待っています!今の辛さが少しでも軽くなり、彼を失った悲しみから開放され、本当のあなたを取り戻せる日が、どうか一日も早く訪れることを願っています。