皆さんは結婚に対してどんなイメージを持っていますか?結婚すれば幸せになれる、結婚は大変だ、年齢的に結婚しないと…など、いろいろあると思います。
私は、結婚すると今より楽しい生活が待ってると思っていました。家に帰れば大好きな彼がいて、休みの日はいろんな所に出掛け、子供が出来たら家族で公園に遊びに行くと・・・。しかし、理想と現実は違いました。なぜ思い描いた結婚生活にならなかったのでしょうか?
今回は、結婚・離婚・再婚を経験した私の実体験をお伝えします。

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外での出会いも減り、社内恋愛で結婚

社内の様子

私は会社勤めの普通のOLでした。元々人見知りな性格なので、あまり社交的なタイプではありません。遊ぶ友達はいつも決まったメンバーだったので、新しい出会いもほとんどありませんでした。

前の旦那とは職場恋愛で結婚をしました。私の5歳年上で面倒見が良く、部下から慕われていて、知識も豊富で話が面白い人でした。最初は全く興味がなかったのですが、ある時同じ趣味を持っていることがわかり意気投合。それからは、趣味の集まりは必ず2人で参加するようになり、仕事終わりに2人で飲みに行くようになり、お付き合いがスタートしました。

彼と一緒にいると時間があっという間に過ぎました。そして、些細な事でも私のことを気にかけてくれる優しさに「この人と結婚したらきっと幸せになれるかも!」と思い、結婚を考えるように。お付き合いをして2年、彼からのプロポーズで結婚をしました。

結婚前の優しさはどこへ!?旦那の態度が一変

変わってしまった夫

結婚生活も、最初はとても楽しかったです。しかし、お互いの仕事が忙しくなり楽しい結婚生活はあっという間に終わりました。以前は手伝ってくれていた家事は全くやらなくなり、全て私が担当することに。私も仕事が忙しかったので、家事との両立で手一杯になりました。休みの日も、彼は「仕事が忙しくて疲れてるんだ」と言って昼過ぎまで寝ていることが多く、私は溜まった家事を片付けながら心の中で「私だって疲れてるよ!!」といつも叫んでいました。

結婚生活は悪化していくばかり・・・

それ以降、家事を手伝ってくれることはなく、デートの回数も減り、会話もだんだん減っていきました。私は「こんなはずじゃなかったのに…」と悔やむ気持ちがどんどん強くなり、何度も彼と話ました。しかし、結局ケンカをして終わり、改善されることありませんでした。
そんなある日、彼の借金が発覚。若い頃につくった借金をまだ完済できずにいたのです。本来ならば「協力して完済しよう!」と言うところですが、日々のイライラが蓄積されていたのでそんなことは思いもしませんでした。むしろ、今後子供ができれば出費が増えるのは確実。本当にこのままこの人と生涯共に出来るのだろうか?ととても不安になりました。

そして、離婚を決断する

破れてしまった紙

月日が経つにつれて私の不安は大きくなる一方でした。友人に相談したら「別の人探した方がいいんじゃない?」と言われ、離婚を考えるように。その後も一行に不安は取り除かれず、むしろ、日に日にケンカが大きくなり、ついにお互いの溝が埋められなくなりました。

そして離婚。
結婚もそうですが、紙切れ一枚で事が済んでしまうのが、なんだかとても寂しい気持ちになりました。しかし、今まで重くのしかかってた「結婚生活」に終止符を打てたことで、心も軽くなり、本来の自分に戻れたような気がしました。

人生が変わるきっかけをくれた男性との出会い

それからは、趣味を増やしたり積極的に集まりに参加したり、独身はとても楽しかったです。そんな時、趣味の集まりで1人の男性と出会いました。彼は少し変わり者のサービスマンでした。華やかなタイプではありませんでしたが、一緒にいるとなぜか居心地の良さを感じるのです。そして、彼からたくさんのことを学びました。「生きるうえで自分が一番やりたいことは何か」ということ。今まで私は人に頼ってばかりだったということに気付かされたのです。彼から「それじゃどんなことが起きても幸せにはなれないよ」と言われました。私は彼と話していくうちに、自分の生き方を見つめ直せました。そして、再婚は全く考えてなかったのですが、そんな彼に少しずつ惹かれていきました。

自分を見つめ直し、本当のパートナーと再婚

ベストパートナー

彼にとって、私はその辺によくいるギャーギャーうるさいOLだったので、最初は全く相手にされませんでした。しかし、自分の生き方や本当にやりたいことなど、私のことを真剣に話しているうちに心を許してくれた様子。出会ってから3年、お付き合いを経て結婚をすることになりました。

再婚後の生活は、どちらかと言うと地味ですが、楽しいこともつらいことも、どんなに些細なことでも一緒に分かち合える夫婦になれました。何よりも、私自身が「相手に頼るのではなく、相手と協力していく」姿勢になれたのだと感じます。そして、子供にも恵まれ、以前は考えられなかった楽しい家庭を築くことができました。

幸せになれるかどうかは全て自分次第

離婚・再婚を経験して私が学んだことは、「結婚して幸せにしてもらおう」では絶対に幸せになれないということ。「幸せ」とは、他人から与えられるものではなく自分で感じるものです。変化のない毎日でも、自分の心がほっと安らぐ瞬間を感じられる人が、結婚して幸せになれる人だと思います。

そして、本当のパートナーとは、お互いが成長し合える関係であることが必要だと思いました。人は、成長が止まると衰える一方です。馴れ合いや当たり前の毎日はラクかもしれないですが、成長できません。いつまでも楽しく、若々しい夫婦でいるために、成長できるパートナーを前向きに見つけましょう。