結婚式は新郎新婦にとって自分の両親に感謝する時でもありますよね。「片親で育ってきた」「いつも自分たち兄弟のことを優先してくれた」「早く結婚し、出産したことで子守などご両親に助けてもらった」などエピソードはさまざまです。普段は言えない言葉や気持ちが表現しやすいこの機会に、ぜひ素敵な演出を使って感謝を伝えてあげましょう。ここでは結婚式で両家親族と一緒に披露できる演出をお伝えします。

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1.会場にご両親も家系図を書いて飾る

ウェルカムボードとともに新郎新婦それぞれの家系図書いたボードや絵を飾る演出方法です。「わざわざ、詳細を見せて恥ずかしい」と思われるかもしれませんが、両家のご家族が反対されないのであればやってみても良いかもしれません。なんとなく、目に止まって関心を持って下さる人もいますからね。

2.鏡開きやメインキャンドル点火に参加してもらう

ろうそくの炎が光る

鏡開き・・・樽酒のフタを木づちでたたき割ることで、祝い事があるときに振る舞われます。よくテレビなどで周年記念日や祝賀会の場で行われているところを見かけますね。
「たたくだけだし、一瞬で終わってしまう」と思いがちですが、あまり体験しない人もいますから挑戦してみてもいいかもしれません。また、メインキャンドル点火は新郎新婦で行わなければならないというわけではありません。難しいことではないのでご両親と時間をかけて演出することで会場を良い雰囲気で包んでくれます。

3.両家のご両親と一緒にケーキ入刀参加してもらう

ケーキ入刀シーン

こだわりのウェディングケーキにご両親とケーキ入刀することで、最後の共同作業として思い出になります。司会の人が「最後の共同作業になりますね~」「これからは新郎新婦おふたりで歩んでいきましょう」など言ってもらえるようにすると見ている人たちもジーンと感じられることでしょう。

近年では、入刀せずにケーキの上からソースをかける「カラードリップ」もあります。「バァー!」と大胆ですがケーキ変わっていく姿がユニークでさらに美味しそうです!
キャラメルソースやイチゴソースなどを使用するのでキュートに仕上がります。

4.両家でウェディングケーキを食べる演出

ウエディングケーキ

新郎新婦がお互いにケーキを食べさせること多いかと想われますが、新郎新婦からお世話になった人へケーキを食べさせる「サンキューバイト」や逆に両親が新郎新婦にケーキを食べさせる「ラストバイト」もなど多様化しています。ゲスト参加型で会場も盛り上がるますよ!

5.プロフィールムービーでご両親の若い頃の写真を入れる

新生児と親の手

映像の始めくらいにご両親の結婚式当初の写真入れると「こんな時もあったな~」と振り返ることができます。小さい頃の思い出などにちなんだ写真とメッセージを貼り付けて「こんな素敵なご両親のもとに生まれ育ってきたんだな~」と思って見てもらえるような映像を作れると良いですね。

6.歌やダンスなど趣味を披露してもらう

ピアノを弾く女性の手

ご両親が好きなことや趣味を一緒にやってみたり、簡単にできそうな歌やダンスをご両親と披露すると盛り上がります。普段から歌ったり、踊ったりが好きなご家族はここで発揮してもらえますと新郎新婦も助かりますね。親戚もご出席されていたら当時のことが思い出されて素敵な時間になりますよ。

7.ご両親へ手紙を読む

造花と手紙

ご両親に手紙を読んでお渡しするのは恒例ですね。ご両親に向かって、大勢の場ですることは照れくさいかもしれませんが、今までお世話になった精一杯感謝をしっかりお伝えしましょう!言葉にすることでご両親の心に残りますからね。

8.ご両親に感謝状を贈る

「THANK YOU」とカーネーション

ご両親への手紙だけだと感動するけどちょっと寂しい雰囲気にもなると思うことありませんか?感謝状にすることで温かい気持ちになりますし、タイトルを「子育て卒業証書」など内容も少しポップにすると笑えたりして賑わうこと間違いなしです!手書きだとより気持ちが伝わりますね。

9.ご両親への記念品贈呈をしよう

プレゼントボックスとお祝い

公衆の前で身内に感謝を伝えるのは恥ずかしいですよね。今では90%も記念品贈呈は行われており、恒例になっています。
基本的には式の終盤で行われていることが多いので気持ちを伝えるにはとても大切な時間になります。「花束」「手紙」「ぬいぐるみ」が多く贈られています。あまり荷物にさせたくないなと想ったら「お箸」も縁起が良いのでおすすめです。

記念品の相場

最も多い相場は「20,000~25,000円」となっています。
あまりコストはかけられないですから予算に応じて決めましょう。

記念品贈呈の豆知識

熨斗(のし)をつける場合は、「外のし」で水引きは「結び切り」にし表書きは「寿」で問題ありません。また、必ず熨斗(のし)を付ける必要もありません。
熨斗(のし)を付けずにプレゼントの中身がみえる状態でお渡しする。

贈ってはいけない品物

これらに特に思い入れがない限り避けておくべきでしょう。

  • 切れ物・・・縁が切れるといった連想させるため。
  • ハンカチ・・・漢字で手巾(てぎれ)と書くため。
  • 日本茶・・・弔事に使われるため、暗いイメージになる。

10.新郎・新婦のご両親も、一緒に結婚式を挙げよう

花嫁が持つブーケ

両家となると新郎・新婦と同じように衣装など揃えるのは費用も時間もさらにかかってしまいますからご両親のお母様のみ頭に付けるベールとブーケを。ご両親でコージュを付け合う演出などちょっとしたことをしてみても良いかもしれません。

無理せずにできそうなことから準備を始めましょう!

理想と現実ではどうしても違いが出てきます。演出内容によっては時間、費用がかかって準備していたのに、結局やれず仕舞いなんて悲しいことになります。新郎新婦で行いたいことと両家のご両親が承諾してくれることをしっかり話し合って、できることから進めていきましょう。大変なことかもしれませんが、思い出に残る結婚式にできるよう楽しく準備もできるといいですね。